“路面ごと”の音の違いに着目 ロードノイズとパタンノイズ
「ロードノイズ」とは
タイヤと路面が接地することによって発生する振動がタイヤサイド部を伝わり車内へと聞こえる「ゴー」「ガー」といった低周波音域の音のことです。
荒れた路面
「パタンノイズ」とは
パタンデザインに起因する音で、「ヒュー」「シャー」といった高周波音域の音のことです。
滑らかな路面
荒れたアスファルト
路面イメージ
スムーズなアスファルト
路面イメージ
テスト条件
※1[テスト条件]
・タイヤサイズ | 225/45R18 95W XL |
・空気圧 | 250kPa |
・速度 | 60km/h |
・試験車両 | クラウンRS 6AA-AZSH20-AEXRB 2500cc ハイブリッド 後輪駆動 |
・試験路面 | 当社プルービング グラウンドの荒れたアスファルト舗装路/スムーズなアスファルト舗装路 |
・音圧レベル | 荒れたアスファルト舗装路(GR-XIII 62.26dBA、GR-XII 62.83dBA)スムーズなアスファルト舗装路(GR-XIII 45.08dBA、GR-XII 45.43dBA) |
・計測方法 | 各々の路面を走行した時に発生するタイヤ音を測定。 騒音計で評価車両運転手の左耳近傍(助手席側)の音圧を計測。 |
*音圧差での騒音エネルギー低減率の換算式は、騒音エネルギー低減率(%)= ×100
※上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
地面からの振動により引き起こされるベルトの振動がノイズとなり、車内に伝わっています。 「ノイズ吸収シートⅡ」がベルトの振動を抑え車内へのノイズの伝わりを低減し、静かな走行を実現。
新品時の気柱管共鳴音を低減
3Dノイズ抑制グルーブ
1つの消音器で2本の溝の気柱管共鳴音を低減することができる「ダブルブランチ型消音器」を採用することで、更なる静粛性向上を実現。
「消音器を搭載していない」タイヤの接地面
「ダブルブランチ型消音器を搭載した」
タイヤの接地面
サイレントACブロック
ブロック表面を三次元局面にすることで、路面とブロックの接地により発生するノイズを吸収。摩耗時の静粛性までも向上。
接地時に音の出にくい静粛性向上の最適化形状
シングルブランチ型消音器
「消音器を搭載していない」タイヤの接地面
「シングルブランチ型消音器を搭載した」タイヤの接地面
1つの消音器で溝の
共鳴音を低減
(消音器は黄色)
テスト条件
※2[テスト条件]
・タイヤサイズ | 225/45R18 95W XL |
・準拠した試験名称 | 「自動車用タイヤの制動試験方法」(JATMA) |
・空気圧 | 250kPa |
・試験車両 | クラウンRS 6AA-AZSH20-AEXRB 2500cc ハイブリッド 後輪駆動 |
・初速度 | 70km/h |
・水深 | 2mm |
・路面の種類 | アスファルト |
・ABS作動表示 | ABS ON |
・停止距離(平均) | GR-XIII 30.31m、GR-XII 34.73m |
※上記テスト条件に関するさらに詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
※4[テスト条件]
・タイヤサイズ | 215/55R17 94V |
・試験荷重 | 5.26kN |
・空気圧 | 210kpa |
・試験場所 | 当社技術センター室内のタイヤ静的接地圧測定装置 |
・試験方法 | 室内試験機にタイヤをセットし、一定荷重を負荷して接地面に発生する接地圧を計測 |
※上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
応答性とは…
※5[テスト条件]
・タイヤサイズ | 215/55R17 94V |
・試験荷重 | 4.61kN |
・試験空気圧 | 230kpa |
・試験速度 | 100km/h |
・試験場所 | 当社技術センター室内のタイヤ動的接地面解析装置 |
・試験方法 | 室内ドラム試験機上でタイヤを転動し、タイヤ接地面に発生する横力を計測 |
※上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
※6[テスト条件]
・タイヤサイズ | 215/55R17 94V |
・試験荷重 | 5.26kN |
・空気圧 | 210kPa |
・速度 | 80㎞/h |
・試験法の名称 | フォース式 |
・試験場所 | 当社技術センター室内ドラム試験機 |
※上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
※7[テスト条件]
・タイヤサイズ | 215/55R17 94V |
・試験荷重 | 5.26kN |
・空気圧 | 230kPa |
・試験車両 | クラウンアスリートSハイブリッド DAA-AWS210-AEXXH 2500cc 後輪駆動 |
・試験距離 | 10000km |
・ローテーション | 2500km走行時に1回実施 |
※上記テスト結果に関する詳細なデータについてはタイヤ公正取引協議会に届けてあります。
※試験結果はあくまでもテスト値であり運転の仕方によっては異なります。
ULTIMAT EYE®(アルティメット アイ)とは
タイヤに求められる性能を最大限に高めるブリヂストン独自の徹底したシミュレート&計測技術。
タイヤ開発時にシミュレーションとタイヤの現物の計測を繰り返し⾏うことで、タイヤ解析のさらなる精度向上を図ります。
シミュレーション・設計
タイヤの開発にあたり、コンピュータでさまざまなシミュレーションを実施。計算上、最適なタイヤを設計しプロトタイプ(試作)を製作。
-
ウェット路⾯想定
-
雪路⾯想定
新タイヤ計測技術
シミュレーションだけでは分からない実際の性能を確認するため、実⾛⾏状態での動的なタイヤの挙動を再現し可視化。ブリヂストンの独⾃技術です。
トレッドパタンの接地⼒分布の計測・可視化技術の開発により、従来では分からなかった⾼速回転時のパタン細部の効きまで計測が可能に。
【製品化までの流れ】
ウェットグリップ性能
路面が濡れた
状態でのタイヤの
グリップ力
(制動時のグリップ力など)
GREAT BALANCE®の
進化と拡張
空間品質と走行性能、
サステナビリティ性能を高次元で両立。
ブリヂストンの“新たなプレミアム” - 商品設計基盤技術「ENLITEN®」を搭載することで
「深みを増した空間品質」「磨き抜かれた走行性能」「サステナビリティ性能」といった
“これからのタイヤの新しい価値”をお客様にお届けいたします。
REGNO設計哲学が
タイヤの常識を変えてゆく
ブリヂストンが⽬指す新たなGREAT BALANCEの進化と拡張の実現。
それは、従来の設計手法を根本から見直し、これからのタイヤに求められる価値を考え抜く、
独自の設計哲学から生まれています。
これまでの技術や部材を継ぎ⾜していく考え⽅ではなく、求めるタイヤを実現する為に
本当に必要なモノだけを残し、洗練していく設計⼿法により、背反する性能や構造の
両⽴可能性を追求。REGNOならではの静粛性とハンドリング性にエッジをかけ、
深みを増した空間品質と磨き抜かれた⾛⾏性能、そしてサステナビリティ性能を両⽴しました。
全ての性能を拡張しながら調和する
REGNOの新たな
GREAT BALANCEが完成
特徴
レグノサイレントテクノロジーにより、深みを増した空間品質を実現
ロードノイズ/パタンノイズの大幅低減技術と音を気になりにくくする
チューニング技術を採用し、様々な路面に対応するノイズ抑制技術を
進化させ、静粛性がさらに向上。
新品時の騒音エネルギー低減率※1
●静粛性(荒れたアスファルト舗装路 )
荒れた路⾯で気になりやすい、ロードノイズ(低周波)を低減
●静粛性(スムーズなアスファルト舗装路 )
滑らかな路面で気になりやすい、パタンノイズ(高周波)を低減
テスト条件
新開発 サイレントパッケージで
車内へのノイズの伝わりを低減し、
静かな走行を実現。
ロードノイズの低減
テクノロジーの詳細はこちら
新ゴム “GR-tech Silentゴム”搭載
路面からの振動を吸収しロードノイズを低減
新開発「GR-tech Silentゴム」搭載でノイズを抑制
GR-tech Silent構造
GR-tech Motionライン
ケースラインの最適化により十分な張力剛性と
最適な接地形状を実現。
さらに静粛性と環境に配慮した構造設計で
従来比軽量な構造も確保。
構造に起因するロードノイズを人間が気になりにくい
音質にチューニングし静粛性を高めています。
※説明のため各部分に色をつけて表現していますが、実際には色はついておりません。
パタンノイズの低減
テクノロジーの詳細はこちら
3Dノイズ抑制グルーブ
シングルブランチ型消音器と突き通しサイプにより音圧減だけでなく、
音の周波数を変えて人間が気になりにくい音へのチューニングを達成。
シングルブランチ型消音器
突き通しサイプ
シークレットグルーブ
摩耗時もブランチ型消音器による気柱管共鳴音の低減が持続しREGNOならではの上質な静粛性を実現。
※説明のため各部分に色をつけて表現していますが、実際には色はついておりません。
磨き抜かれた走行性能
応答性の良いハンドリングと
安定感の向上により
すっきりとした
乗り味を実現
軽快なハンドリングでふらつきを低減
GR-tech Motionライン、ブリヂストン独⾃技術ULTIMAT EYE® により接地面積を増やし、接地圧を分散することで接地性が向上。ハンドル操作に対して車体がリニアに反応する心地よいハンドリングを実現。
また、レーンチェンジやコーナリング時の車体のふらつきを抑制することで揺れの少ない快適な車内環境を実現。
同じ軌跡を目指してレーンチェンジした場合
ハンドル操作に対して車体が応答性良く向きを変えるので、イメージ通りの軌跡をトレースしやすい
レーンチェンジ後も応答性と安定性の良さで、揺り返しによるふらつきが少なく快適
車両のふらつきが少なくタイヤの収まりが良い
車体向き比較イメージ
ふらつき比較イメージ
ハンドル操作がリニアに反応し車体の向きが素早く変わる。また車体角度が小さく、
揺れも少なく、ふらつきが抑えられている
イメージ通りの軌跡をトレース
しやすいので、余計な操作が減り、ふらつきが抑えられる
狙ったラインにピタッと
抑えられるので、揺り返しが小さい
GR-tech Silent構造
GR-tech Motionライン
テクノロジーの詳細はこちら
※説明のため各部分に色をつけて表現していますが、実際には色はついておりません。
ケースラインの最適化により十分な張力剛性と最適な接地形状を実現。
さらに静粛性と環境に配慮した構造設計で従来比軽量な構造も確保。
穏やかながらも心地よいハンドリングと揺れの少ない快適な走行性能を実現。
コーナリング時の接地圧比較
テクノロジーの詳細はこちら
ULTIMAT EYE®によるタイヤ接地面に発生するコーナリング力分布のシミュレーションと、計測・可視化技術の最適化により、高い操縦安定性を実現。
高次元のウェット性能を実現
ウェットグリップ性能 向上による、
さらなる雨の日の安心感を追求。
ウェットグリップ性能が「b」から「a」に向上。
ウェットグリップ性能が向上
ウェットブレーキ比較(値が小さい方が良)※2
テスト条件
GR-tech Silentゴム
テクノロジーの詳細はこちら
ウェット特化新ポリマーを使用、XⅡ同様のナノプロテック技術も採用しシリカ分散も促進することで、静粛性/ウェット性能の大幅な向上と、背反となる低燃費性能を両立。
また「ウェット特化新ポリマー」だけでなく、REGNO初採用の「ウェット向上剤」も使用。
REGNOの証/サイドデザイン
LUXBLACK®(ラックスブラック)
最先端の微細加工技術により、
鮮やかな黒のコントラストを表現。
REGNOだけではなくBマークにも適用し、
プレミアムブランドの風格がさらに高まりました。
分銅繋ぎ
繊細な技術とバランスで成り立つ
GREAT BALANCEの世界観を
さらに緻密に進化させた分銅繋ぎ模様デザインで表現しました。
REGNO GR-XⅢ は全サイズ
「低燃費タイヤ」です。
- 転がり抵抗係数:AA、
ウェットグリップ性能:a
29サイズ
- 転がり抵抗係数:A、
ウェットグリップ性能:a
22サイズ
※ラベリング表示とグレーディングの詳細は、一般社団法人日本自動車タイヤ協会のホームページをご覧ください。
ISCC PLUS 認証※1とは
持続可能な製品に対する国際的な認証の一つ。
REGNO GR-XⅢは、ISCC PLUS認証に基づいたマスバランス方式※2によって再生資源や再生可能資源を原材料の一部(合成ゴム)に用いることで、サーキュラーエコノミーの実現に貢献しています。
※1 ISCC PLUS認証とは、ISCC(International Sustainability and Carbon Certification:持続可能性および炭素に関する国際認証)が展開する認証制度です。バイオマスなど再生可能資源由来の原材料や再生資源由来の原材料を用いた製品を対象とし、サプライチェーンを通じたトレーサビリティに関する要求事項に準拠しているかどうか審査のうえで認証されます。
※2 マスバランス方式とは、原材料から製品への加工・流通工程において、ある特性を持った原材料(例:バイオマスなど再生可能資源由来の原材料)がそうでない原材料(例:石油由来の原材料)と混合される場合に、その特性を持った原材料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法です。
当社はISCC PLUS認証取得工場において、ISCCの最新規定に則りISCC PLUSの要求事項に準拠することを約束し、宣言します。