サブウーファーの「サブ」とは、その使われ方から、「補助的な…」「サポートする役割…」のような意味に捉われがちですが、本来は、「下の」を表す接頭語で、ウーファーの下の帯域を再生するスピーカーのことを、「サブウーファー」と呼んでいます。 つまりクルマのスピーカーで例えるならば、フロントスピーカーでは再生しにくい低い帯域の音を再生する役割をになうのが「サブウーファー」です。 人間の耳は、周波数でいうと、20Hzという低音から20kHzという高音まで聴こえると言われており、狭い周波数帯域だけを再生しても、良い音にはなりません。要は、耳に聴こえる周波数帯域をしっかりと再生する事で、より良い音の「条件」が整うという事です。ツィーター、ウーファー、サブウーファーが揃ってこそ、広い範囲での帯域が再生できるのです。 また、よくサブウーファーを付けると「ドンドンとうるさい音」と思われがちですが、それは、ツィーター、ウーファー、サブウーファーの鳴らしかたのバランスの問題です。パワフルに鳴らすもよし、深い広がりのある音にするのもよし… チューニング次第でいかようにもなるものです。 サブウーファーが加われば、今まで聴いていた音楽やDVDなどの映画、地デジ放送だって確実に、劇的に変わるのです。音に深みや、迫力、締まりがでるばかりでなく、高音域の伸びや艶まで変わってきます。