◆チャイルドシートの新基準とは?◆
これまで、JAF(日本自動車連盟)が身長140㎝未満の装着を推奨としていたチャイルドシートの基準が身長150㎝未満に引き上げられました。
〇新しいルールの説明
8月18日福岡市内で路線バスと軽自動車が正面衝突し5歳と7歳の姉妹が死亡した痛ましい事故。
この福岡県で起きた悲しい事故を受けて、安全基準の見直しが行われたようです。
2人の身長はチャイルドシートの着用が推奨される140㎝未満だった。
しかし通常のシートベルトを着けていたことが原因で、子どもたちが大きな危険にさらされてしまいました。
そのためJAFは事故を受けて、より厳しい基準を推奨することを決定しました。
◆「スマートキッズベルト」は安全なのか?◆
安全基準
UN (ECE) R44/04適合 (日本・EU)
道路交通法第71条の3 第3項適合(日本)
FMVSS 213適合(US)
CMVSS 213適合(CA)
「スマートキッズベルト」は体重15kg以上〜36kg以下の子どもたちの安全を考えて設計されており、日本だけではなく諸外国の厳しい安全基準を満たしています。
〇安全テストの結果は?
スマートキッズベルトはポーランドで2017年に発売開始され、EUやUS基準の厳しいクラッシュテストをクリアしています。
国内でもEマーク適合と認められた、携帯型子供用シートベルトです。
◆チャイルドシートを選ぶ時のポイント◆
日本の法律では6歳未満の子どもに、チャイルドシート装着が義務付けられています。
チャイルドシートを選ぶ際には、6歳以上であってもお子様の身長や体重に合わせたタイプを選びましょう。
〇どんな種類があるか
子どもの成長段階に応じて次のようなチャイルドシート・ジュニアシートが推奨されています。
・0歳から4歳まで
新生児は首の筋肉が発達していないため、赤ちゃん用シート進行方向から後ろ向き(リアフェイシング)タイプを使用することが推奨されています。
・4歳から6歳
体重や身長の限界を超えるまでは、前向きのチャイルドシートを使用し続けることが安全です。
・6歳以上
チャイルドシートからジュニアシートに移行し車のシートベルトが適切にフィットするまで使用します。
〇正しい使い方と注意点
チャイルドシートの取り付け位置は車の2列目、後部座席が最も安全とされています。
しかし、座席が平らでない場合は取り付けが難しいことがあるためどの座席にもしっかりと固定できるように練習しておくとよいでしょう。
エアバッグがある場合、衝突時にエアバッグが展開するときの衝撃を受け危険なため前席にチャイルドシートを設置することは推奨されていません。
どうしても助手席に設置する場合は座席を一番後ろまで下げた状態で保護者の責任の下、検討してください。
さらに、日本では2012年以降に発売されたすべての新車にはISO-FIXと呼ばれる共通固定装置が搭載されており、チャイルドシートを簡単に設置できるようになっています。
ISO-FIXはシートベルトによる固定のわずらわしさや間違いが無く安全に設置できます。
安全性と利便性を考慮して、適切な製品を選びましょう。
◆スマートキッズベルトと他のベルトを比べてみよう◆
スマートキッズベルトは、他のチャイルドシートやジュニアシートと比較して、その携帯性と使いやすさがウリです。
特にジュニアシートの代替えとして使用可能で、そのカバンの中にしまえるほどのコンパクトさが特徴です。
〇他のベルトと何が違うの?
スマートキッズベルトの便利な特徴は、そのコンパクトさです。
重さは約120gと非常に軽く持ち運びが可能なため、旅行や車種を問わずに使用できる点が非常に便利。
従来のジュニアシートと比較して装着が簡単で時間もかからず、車内のスペースを圧迫しないので、後部座席に大人が座るスペースも確保しやすくなっています。
〇口コミや評判は?
スマートキッズベルトの取り扱いのしやすさや価格の手頃さが話題になっています。
ただしデメリットとしては、座席に直接座る形状のため長時間の使用には少々不安定さを感じる場合もあるそうです。
特にお子様が眠ってしまった場合には、頭部や体をしっかりと支えるための追加の対策が必要になることもあります。
しかしもう一つのメリットとして特に都市部でのタクシーやレンタカー利用時に大活躍。
価格もジュニアシートと比較して安価であるため経済的な負担も少ないです。
◆スマートキッズベルトを買って使ってみよう◆
スマートキッズベルトは、簡単に持ち運べて、どんな車にもすぐに設置できるジュニアシートに代わる商品です。
この便利さが、多くのご家族に選ばれる理由の一つとなっています。
〇買う前にチェック!
チャイルドシート・ジュニアシートにも言えますが、お子様の体重や身長に合った製品を選ぶことが大切です。
スマートキッズベルトの適用体重は15kgから36kgまでとされているため、それに適しているかを確認してください。
また、車のシートベルトが3点式であることも確認が必要です。
スマートキッズベルトは3点式シートベルトに対応していますが、ドア部から生えているシートベルトや2点式シートベルトには対応していません。
〇どうやって使うの?使用状況に応じて説明
スマートキッズベルトの使用方法は非常に簡単。
① シートベルトの腰ベルトにクリップで固定
② 上側のクリップをお子様の肩の位置に来るように適切な長さに調整
③ 上側のクリップを肩ベルトに固定します。
※クリップが硬い場合がありますが、数回使用するうちに慣れてきます。
設置後は、シートベルトが子供の体にしっかりとフィットしているか、動かないかを確認してください。
また長時間の使用や遠出の際にはお子様が快適に過ごせるように、小さなクッションを追加することも一つの方法です。
このスマートキッズベルトを使えば家族での外出がより安全で快適になり、車内のスペースも有効に活用できます。
マスターして、賢く使いこなしましょう。